故郷が遠く離れている場合、葬儀をどこで行うか、遺体をどう移動させるかは、多くの人にとって初めて直面する難しい判断になります。県外や海外で亡くなったときの基本的な流れや考え方を知っておくことで、いざというときに落ち着いて対応しやすくなります。この記事では、その選び方や搬送の手順、費用の目安まで解説します。
故郷と現住所どちらで葬儀を行うべきか?
葬儀をどこで行うかに決まった正解はありません。ここでは、故郷と現住所のどちらで葬儀を行うかを判断する際の判断基準を解説します。
生活の中心がどこにあったか
まず、大きな判断基準になるのが、どこで長く生活していたかという点です。たとえば中野区で長年暮らし、仕事や友人関係もその地域にある場合は、現住所で葬儀を行う方が自然です。参列する人も集まりやすく、準備もスムーズに進みます。一方で、地元に長く住み続けていて親族や知人が多い場合は、故郷での葬儀が選ばれることもあります。
お墓や菩提寺との関係
もうひとつ大切なのが、お墓の場所です。先祖代々のお墓が故郷にある場合、その流れを大切にして故郷で葬儀を行うことがあります。逆に都市部で新しくお墓をもっている場合は、現住所での対応が現実的になります。
家族や地域の考え方
地域の風習や家族の考え方も影響します。昔からのしきたりを大事にする家庭では、地元での葬儀を選ぶことも少なくありません。
亡くなった場所から故郷へのご遺体搬送の流れ
遠方で亡くなった場合、まず必要になるのは遺体の搬送です。ここでは基本的な流れを見ていきます。基本的な手順を知っておくことで、急な場面でも落ち着いて対応しやすくなります。
死亡確認と必要な書類
まず医師によって死亡が確認されると、死亡診断書が発行されます。この書類は火葬や搬送の手続きに必ず必要になります。病院以外で亡くなった場合は、死体検案書が発行されることもあります。
安置と搬送の準備
次に行うのが遺体の安置です。すぐに長距離移動はできないため、自宅や葬儀社の施設で一時的に安置します。その間に葬儀社へ連絡し、故郷までの搬送方法を決めていきます。
陸路と空輸の選び方
距離が比較的近い場合は寝台車での陸路搬送が一般的です。東京から地方都市への移動でも使われます。距離が長い場合や離島の場合は、飛行機を使った空輸が選ばれることもあります。海外の場合は大使館が関わり、さらに複雑な手続きになります。
長距離搬送の費用相場と注意点
遺体の搬送には距離に応じた費用がかかります。思っているよりも費用が高くなる可能性が多いため、事前に目安を知っておくことが大切です。ここでは、長距離搬送にかかる費用の目安と注意点を整理します。
距離による費用の違い
短い距離であれば数万円程度ですが、県外への移動になると10万円を超えることもあります。この距離は、亡くなった地域から故郷への往復距離で算出されます。たとえば東京から東北や関西までの移動では、20万円前後になる場合もあります。空輸を使う場合はさらに費用が上がります。
見落としやすい追加費用
搬送費だけでなく、安置費やドライアイス代、高速道路料金なども必要になります。また、早朝や夜間も追加料金がかかります。搬送までの時間が長くなるほど費用も増えるため、早めの手配が重要です。
海外搬送の費用
海外から日本へ遺体を搬送する場合は、さらに高額になります。現地での処置費用や航空運賃、日本到着後の搬送費も含まれ、100万円を超える場合もあります。なお、海外で火葬をしてから故郷に納骨する方法もあります。
まとめ
故郷が遠い場合の葬儀は、現住所で行うか故郷へ戻すかによって流れが大きく変わります。どちらが正しいというよりも、家族の状況やお墓の場所、参列者の都合などを総合的に考えて決めることが大切です。たとえば、都市部に住みながら故郷が遠方にある場合は、現住所で火葬を行い、あとから遺骨を故郷へ納める方法も一般的になっています。負担や費用も含めて、無理のない形を選ぶことが安心につながります。
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引用元:https://www.iumemory.co.jp/
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