葬儀社が無料見学会・相談会を開催することが増え参加する人も多くなりましたが、勧誘を懸念する人も少なくありません。
しかし勧誘をされることはほとんどなく、葬式や通夜、法要、墓地に関するさまざまなポイントを理解するうえで、参加することにメリットがたくさんあります。
サービス内容や費用について直接目にできる
普段触れる機会の少ない葬儀に関連した相談会に参加することは、内容や費用について直接目にすることができる数少ない機会です。
参加することによって、どのコースがどれくらいの費用となっているのか、どんなサービスが行われているのかを説明されるよりも早く理解できるでしょう。
また、どのような設備で葬式が行われるのか、法要を行う時にもスペースを借りることができるのかなど、具体的な疑問に対しても回答を得られます。
仏具や仏花に対しての費用の概略や、コースごとの料金の違いに対しても視覚的、感覚的に理解できることは最大限のメリットです。
利用を検討する際に、実際に見たところを選んで申し込む人が多いため、目で見て確認できる相談会に参加する人が多いといえます。
実際に遺族のことを考えて事前にある程度用意する物を記録しておく人や、親子で訪れて亡くなった後のことを説明するという人も少なくありません。
葬祭場で行われる相談会で、ある程度疑問に思っていることを解決して将来に備えておくことで、万が一のことに対する備えができることもメリットです。
実際に場所を見てから依頼をするか決められる
葬祭場を直接目にすることで、設備だけではなく多角的な視点で将来依頼するかどうかを決める基準にできるでしょう。
費用や設備だけに目を奪われがちですが、交通の便がいいかどうか、駅までの送迎の有無などもチェックするポイントといわれています。
また、車で訪れる人のために駐車場の有無や広さなども、見学するために必要なポイントとして挙げられているため、行った時に必ず確認してください。
通夜・葬式と出る遠隔地からの親戚に対応するため、宿泊施設が近隣にあるかどうか、確認することも必要となってきます。
近隣に宿泊できる施設が複数あることを確認しておくと、万が一宿泊する親戚が多く出た場合に対応しやすくなるでしょう。
さらに、高齢の親族が安心して葬儀に参列できるようにするために、葬祭場や周辺の駐車場がバリアフリーか確認してください。
階段や段差は思っているよりも高齢者に負担をかけるため、足腰に負担がかからないような場所で一切執り行うことが望ましいといわれています。
亡くなる人の意志を尊重するかどうか
亡くなられた方の意思をはじめとして、さまざまな形で通夜・葬式一切を執り行う人が増えてきていますが、希望する形が葬祭場で対応しているかどうかを事前に確認してください。
実際に直接見なければわからないことはたくさんありますが、特に大きなポイントとしては、生前葬を初めとした多様なプランに対応しているかどうかです。
生前に式を執り行い、万が一の時にはすぐに対応してもらえるようにすることで、安心してお迎えを待つという人も少なくありません。
また、生前葬まで行かなくても、生前に自ら見積もりを取り寄せることも増えてきており、見積もりを参考に依頼する人もいます。
亡くなる方、自らがある程度の予算を理解しておき、手元に現金として残すことで預金のロック対策も可能となるでしょう。
無料で設備やプランを見学することで、経済的な負担や個人への配慮を直接理解できるため、参加したほうがいいでしょう。
また、経済的な部分だけではなく、駐車場や宿泊施設、さらに高齢者が安心して参列できるかどうかをチェックすることも必要です。
亡くなった方の遺志を適切に理解し、理想となる葬式一切を実行してくれるかどうか、見学に行った時にある程度わかるといわれています。
1つの部分にとらわれることなく、適切に判断することで信頼できる会社を見つけることができるため参考にしてください。