
葬儀が決まった際は、葬儀屋にさまざまな準備や手配を依頼するのが一般的です。しかし、葬儀屋にもいくつか種類があり、それぞれに特徴も異なります。そのため、家族や親族にあった会社を選ぶことが大切です。本記事では、葬儀屋の種類と選び方のコツを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
CONTENTS
葬儀屋の種類とその特徴
葬儀屋にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や提供するサービス内容が異なります。
以下に、それぞれの特徴を詳しく解説します。
葬儀専門会社
葬儀専門会社は、葬儀の実施を専門に行う会社で、業界で最も一般的な存在です。
規模は全国展開する大企業から、中規模な地域密着型企業、家族経営の小規模企業まで多岐にわたります。また、自社斎場を所有している会社も多いです。
自社斎場をもたない場合は、公営や民間の斎場を利用します。利用者は専門性の高いサービスを受けられる一方で、価格帯や対応地域に差があるため、事前の確認が重要です。
冠婚葬祭互助会
冠婚葬祭互助会は、冠婚葬祭に関連するサービスを提供するシステムです。
会員が、前受金や月々の掛け金を積み立てて利用します。積立金は、斎場の維持費や儀式に必要な備品代などに充当される仕組みです。このシステムを利用することで、通常より安価に葬儀サービスを利用できる点が魅力です。
また、地域ごとのニーズに応じた多様なプランや料金が用意されています。そのため、利用者にとって選択肢の幅が広がります。
インターネット仲介
インターネット仲介は、利用者と各地域の提携葬儀会社を結びつけるマッチング型のサービスです。
専用サイトで提携会社の料金プランをパッケージ化し、全国の利用者が自分のニーズに合う葬儀会社を選んで申し込める仕組みです。
この形式では、仲介業者が直接葬儀を行うのではなく、提携先からサービスが提供されます。利用者にとっては料金やプランを比較しやすい利点がありますが、実際のサービス品質は提携先の会社に依存します。
JAや生協などの協同組合
JA(農業協同組合)や生協(生活協同組合)などの協同組合も、葬儀サービスを提供しています。
これらの組織は全国に広がり、基本的に24時間365日対応可能です。提供形態は、事業者ごとに異なります。提携葬儀会社を紹介する場合もあれば、自社で斎場を運営し、葬儀全体を担当する場合もあります。組合員向けのサービスのため、比較的利用しやすい料金設定が特徴です。
葬儀屋選びのポイント
葬儀屋を選ぶ際には、以下の5つのポイントを意識することが重要です。
希望の葬儀形態に対応しているか
まず、自分たちが希望する葬儀形態に対応しているかを確認しましょう。
現在では、家族葬、一日葬、火葬式、社葬、音楽葬など、多様な葬儀形態があります。また、宗派や地域ごとの風習に応じた対応も必要です。故人の希望や遺族の意向に合わせた葬儀形態を提供できる葬儀社を選びましょう。
料金プランを確認する
料金プランが予算に合うものか確認しましょう。
葬儀費用の平均は、200万円程度です。火葬のみの場合は数万円で済む場合もあるため、詳細な見積もりを取って比較することが大切です。
斎場の設備を確認する
参列者数に対応できる規模か、控室や駐車場、バリアフリー対応の有無などを確認しましょう。
民営斎場は設備が整っている代わりに高額で、公営斎場は費用が抑えられる代わりに設備が簡素な場合があります。
交通アクセスのよさ
交通アクセスも考慮しましょう。
高齢者の参列が多い場合、最寄り駅やバス停からの距離が短い方が便利です。斎場と火葬場が別の場合は、移動手段も考慮する必要があります。
宿泊設備の有無
通夜と葬儀を2日にわたって行う場合、遠方からの参列者のために宿泊設備の有無を確認することが重要です。
設備が整っていない場合は、近隣のホテルを手配する必要があります。宿泊設備があっても、利用可能人数や設備内容をきちんと確認しましょう。
まとめ
葬儀屋には、専門会社、冠婚葬祭互助会、インターネット仲介、協同組合などさまざまな種類があり、それぞれ特徴や提供するサービスが異なります。希望の葬儀形態や予算、利用しやすさに合わせて適切な業者を選ぶことが重要です。選ぶ際には、希望する葬儀形態に対応しているか、料金プランが予算に合うか、斎場の設備や交通アクセス、宿泊設備の有無などを確認することがポイントです。
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引用元:https://www.iumemory.co.jp/
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