通常、葬儀となると故人に関係した人々をたくさん集めて盛大に行うことが多いです。
しかし中には近親者のみで葬儀を行いたいという人もいるはずです。
その場合はどうしたらいいのでしょう。
最近では家族葬が人気!
まず 家族葬とは
家族や身内などの近親者だけに限定してささやかに行う葬儀のことで東京都の中野区にもこの家族葬を取り扱っている葬儀会社がたくさんあります。
また近年ではこの家族葬を選択する人が増加傾向にあります。
なぜ増えているのかというと時代のニーズにマッチしているからと考えられています。
現在、故人が交流のある知人や友人が少ないというケースが増えています。
それゆえ、葬儀の参列者はどんどん少なくなってきており、それに伴って葬儀自体も規模が縮小しているのです。
これにより「葬儀は家族や近親者だけでいい」と家族葬を選ぶ傾向にあるのです。
家族葬を選ぶメリットとは?
そこで、家族葬を選ぶメリットとはどんなものがあるのでしょう。
基本的には3つ挙げられます。
①葬儀費用を節約できる
葬儀費用というものは決して安くありません。
もちろん地域や葬儀会社によって大きく異なりますが、相場としては通常の葬儀タイプだと100万円から150万円くらいかかると言われています。
そのため家計に余裕がない家庭などはこの出費はかなりの痛手となってしまいます。
しかし、規模が小さい家族葬を行えば葬儀費用を節約することができます。
だいたい相場としては25万円から50万円くらいとなっており、通常の葬儀タイプと比べて半分以下の料金で済むので家計にやさしいです。
なぜ、費用が節約できるのかというと葬儀の会食の時にかかる飲食費や香典返しのときにかかる返礼品費などの費用がほぼかからないからです。
②参列者に気を使う必要がない
通常の葬儀タイプの場合は、全国各地から故人の関係者が参列するため常に周囲の方々に気を配りながら色々と対応する必要があります。
一人ひとりの参列者に対して丁寧におもてなしをしなければなりません。
そのため精神的にも肉体的にも疲労が溜まりやすく疲れてしまいます。
それと比較して家族や親族といった近親者のみで行う家族葬は、参加者への気遣いをしなくて済むため精神的・肉体的な負担を軽減することができます。
近親者の間でのんびりとした時間を過ごせるので、故人を偲び別れを受け入れることができるのです。
③形式にとらわれない自由な葬儀ができる
家族葬は近親者のみで実施するので、通常の葬儀に比べてとても自由度が高い葬儀を行うことが可能です。
例えば故人が趣味だった写真を展示したり、食事会を主とした葬儀を行ったり、民謡や舞踊を取り入れたりと従来の形式に囚われない自由な葬儀をすることができます。
そのためかなり自由度が高いと言えます。
気をつけなければいけない点もある
家族葬に関して色々なメリットがありますが、注意しておかなければならない点もあります。
例えば、家族葬で葬儀を挙げることをお知らせしても「私も参列したい」と当日になって急に参列される方々がいらっしゃる場合もあります。
そうなると返礼品を用意する必要があったり、会食の準備に追われることもあるので気をつけましょう。
また「葬儀にどうして呼んでくれなかったんだ」と非難されたりトラブルになる可能性もあるので注意が必要です。
そのためきちんと周りや関係者の方々に対して理解を得たうえで家族葬を行うことが大切です。
近親者のみで葬儀を行うなら家族葬が最適!
もし、身内などの近親者のみで葬儀をしたいとお考えの人がいるのなら家族葬がいいです。
ですが家族葬にはメリットもありますが気をつけなければならない点もあるので、それらをきちんと頭に入れたうえで行うことが大切です。