悪徳な葬儀社は、基本料金に加えて様々な名目でオプション料金を請求してきたり、高額な祭壇や棺桶などを言葉巧みに購入させようとしたりするところが少なくありません。
こうした会社に惑わされないようにするには、早期に明朗会計の料金体系が採用されている実績がある会社に見積もりを出してもらうことが大切です。
法外なオプション料金を請求されることもある
葬儀の費用は、素人にとって定価が分かりにくいことから、基本料金だけでなく事あるごとに法外なオプション料金を請求してくる会社も多くあります。
特に開業から間もない会社の中には、基本料金を安く見せて、後から供花や仏具などの料金が発生するシステムを採用しているところもあるため、慎重に依頼先を決めることが重要となります。
最近では顧客サービスの良い会社を中心に、葬儀の際に発生する費用についてネット上で一覧表を掲載しているところもあるため、会社の選び方に迷っているときには、余裕を持って情報収集を始めることがおすすめです。
また、葬式の段取りを決めるうえで、近所の人や友人などに評判の良い会社を教えてもらったり、電話対応がしっかりとしている会社に直に質問をしたりするのも良いでしょう。
不要なものを高額で買わせようとする会社は要注意
悪徳な葬儀社の中には、高額な祭壇や棺桶など、遺族にとって不要なものを買わせようとするところも珍しくなく、結果として経済的に大きな負担が掛かってしまうことがあります。
特に、葬儀社の数が少ない地域においては、悪徳な会社が幅を利かせていることがあるため、じっくりと会社ごとの料金体系を確認することが大切です。
また、時間に少しでも余裕があれば、メールや電話などで複数の会社の葬式費用の見積もりを出してもらい、おおよその費用の相場を把握することがおすすめです。
気になる会社に資料請求をしたり、公式サイトを覗いたりして、過去の葬式の実績をきちんと比較してみると良いでしょう。
その他、可能な限り葬式費用を安く済ませたい場合には、必要最小限のサービスを受けられるプランを提案してくれる会社にお世話になることが大事です。
打ち合わせから葬式までのサポートが手薄なこともある
悪徳な葬儀社は、様々な宗教や宗派に関する専門的な知識を持ったスタッフが少ないことから、打ち合わせから葬式までのサポートが満足に受けられないという大きな問題があります。
特に葬式を手配したことがない遺族にとっては、こうした会社に依頼してしまうことで、時間を無駄に使ってしまったり、葬儀当日の流れが分かりにくかったりすることがあります。
そこで信頼できる会社を見つけるうえで、地域内で高く評価されている会社の資料に目を通して、葬祭ディレクターや営業担当者などのスタッフの経歴や得意分野などをじっくりとチェックしておくと良いでしょう。
その他、時間を掛けて依頼先を探したい場合には、実際に葬儀を行った人の感想を参考にして、生前相談の申込みをするのも良いでしょう。
悪徳な葬儀社は全国に数多くありますが、契約を結んでから後悔をしないために、各社の料金体系やサポートの内容、担当のスタッフの経歴などをきちんと把握しておくことが大切です。
特にオプション料金が高めに設定されているところや、未熟なスタッフの数が多いところは、充実したサポートを受けられない可能性が高いためくれぐれも注意をしましょう。
また、なるべく早い時期に各地域で評判の良いいくつかの葬儀社に見積もりをお願いして、おおよその通夜や告別式の費用を確認しましょう。
その他、会社によっては在籍中のスタッフのプロフィールや得意なサービスの内容について詳しく掲載しているところもあります。
そこで、依頼先をスムーズに決めたい場合には、日ごろから色々な情報源を活用して、信頼できるスタッフを見極めることが重要です。