
葬儀は故人との大事なお別れの場でトラブルなく終えたいものですが、葬儀社との間でトラブルが発生することがあります。葬儀では精神的にも不安定に陥りやすいため、大事な契約内容も見逃してしまうことも少なくありません。今回の記事で葬儀社とのトラブルの具体例や防止方法について紹介するので、参考にしてください。
葬儀社との間でよくあるトラブル
葬儀社との間でどのようなトラブルが起きるのでしょうか。よくある例を紹介します。
■高額な請求額
葬儀社との間でもっとも多いトラブルの一つとして、葬儀費用に高額の追加料金が発生するケースがあります。見積時に提示された葬儀のプラン費用と葬儀終了後の請求額が大きく乖離することで、納得がいかずトラブルとなるようです。
また葬儀の契約時は、精神的に不安定な状態であることが多く、契約内容を細かく把握できないことがあります。しかしながら、確認不足のまま契約が進んでしまうことで、最終的な請求額が想定以上に高額となるトラブルにつながります。
■互助会の解約金
葬儀には高額な費用がかかるため、互助会を利用して積み立てておくケースも多いです。ただし、互助会を解約するときは解約金が必要となり、その解約金があまりに高額であるというトラブルになることがあります。
■契約内容とサービスが異なる
契約内容と実際の葬儀のサービスが異なることもトラブルの例として挙げられます。たとえば葬儀社側のミスによって、棺やお花、食事といったサービス内容が契約と異なってしまう場合があるようです。サービス内容が変わってしまったために葬儀が希望通りにならず、悔いが残ってしまうかもしれません。
■生前契約後の倒産
葬儀社と故人本人が生前契約を結んでいることがありますが、いざ葬儀を行うことになった際に葬儀社が倒産してしまっているトラブルもあります。生前契約時に前払金を支払うことが多いですが、もし葬儀社が倒産してしまったら前払金は戻ってきません。
葬儀社とのトラブルを防止する方法
葬儀社とのトラブルを防止する方法について、以下のとおり紹介します。
■見積もりを確認する
葬儀社に葬儀のプラン費用に実費費用を加えた総額の見積もりを確認しましょう。葬儀社によっては、見積時に葬儀社内で手配する人件費や物品代しか含んでいない場合があります。
火葬場料、飲食費用、ドライアイスなど葬儀社の関連会社による実費費用が見積もりに含まれていないことで高額な請求額となるトラブルに発展します。よって実費費用も含めた見積もりを葬儀社からもらうようにしましょう。
■契約時に内容をよく確認する
契約時にサービス内容を葬儀社に確認しておくことが重要です。できる限りサービス内容を書面上に明記してもらうようにしましょう。葬儀社とのすり合わせをしっかり行うことで、想定していた葬儀の内容と違うといったトラブルを防げます。
■複数社に相談しておく
葬儀を行う場合、複数の葬儀社に問い合わせておくこともトラブル防止につながります。見積もりやサービス内容を比較することで、過度な費用にならずに希望に沿った葬儀を行えるようです。
万が一、葬儀社との間でトラブルが起こってしまったら?
葬儀社との間でトラブルが起こってしまった場合は、まず葬儀社に連絡しましょう。落ち着いて要望を伝えれば、葬儀社によっては誠意ある対応をしてくれるかもしれません。
万が一、葬儀社の誠実な対応が望めない場合は、消費者センターや消費者ホットラインに相談してみることをおすすめします。葬儀後は不安定な精神状態で感情的になってしまいますが、落ち着いて対応することがトラブルの解決のために大切です。
葬儀社とのトラブルでは高額な請求額や解約金などの金銭トラブルが多く発生します。よって契約内容や見積もりについて葬儀社とよくすり合わせをしておくことが、トラブル防止のために重要です。もしトラブルが起こってしまった場合、泣き寝入りせずに消費者センターなどに相談してみましょう。
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引用元:https://www.iumemory.co.jp/
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