葬儀の中で一番故人らしさを表現できる所といえば、祭壇です。故人の遺影を引き立てる、最も大切な場所でもあります。一言で祭壇といっても、最近ではデザインがますます多様化して、選択肢も増えてきています。では今回は実際にどのようなデザインがよく使われているのか、そしてそれらのサイズについても詳しく見ていきましょう。
最もオーソドックスな伝統のスタイル
多くの方が葬儀といって一番にイメージするのが白木祭壇でしょう。日本では戦前から葬儀には白木を使用しており、日本において最も馴染みのある伝統的な祭壇といえます。白木は温もりを感じさせてくれるだけでなく、存在感と威厳を持ち合わせた仏式スタイルでもあります。
白木祭壇は、宗派によって飾りの配置などが細かく決められています。ですので、葬儀社との打ち合わせ前に配置などを再度確認しておきましょう。
先述した通りこちらは基本的に仏式となっているため、無宗教や他宗教の方は他のスタイルを選ぶことがほとんどです。こちらのスタイルは大変代表的なものなので、中野区の葬儀社でも多く取り扱っているのが特徴といえます。
最近では、さらにスタイリッシュに現代的に仕立てたモダン白木祭壇も人気です。伝統とモダンを融合させた新しいスタイルは、荘厳さを兼ね備えつつお洒落で美しさを追求したスタイルとなっていて、また違った魅力を持つ祭壇でもあります。
花をふんだんに施した現代的なスタイル
近年多くの人から選ばれるのが生花祭壇と呼ばれる、生花だけで作られた祭壇のことです。たくさんの花に囲まれて優しい空間作りを演出できる上、花材や花の色などのデザインを自由に選ぶことが可能です。
そのため、故人の好きだった花を使ったりイメージカラーの花を施したりと、自由にアレンジできます。オリジナル性を重視してより明るく華やかな雰囲気で見送りたい、という方に選ばれるスタイルです。
中野区の葬儀場でも、さまざまな種類の生花祭壇があります。プロによる本格的なフラワーアレンジメントや、自由にカスタムができる所など、多彩な選択肢があります。世界に1つだけの祭壇を作ることができるという点が、実に現代的で多くの人から支持される理由です。
そしてもう1つ、生花祭壇の場合は白木祭壇とは違って宗教色が薄いという特徴があります。なので無宗教や仏教以外の信仰の方にも使うことが可能で、まさしく現代にぴったりのスタイルです。
それぞれの適切なサイズについて
祭壇のサイズについては斎場やセレモニーホール、葬儀場など、葬式を執り行う場所や葬儀の規模によっても大きく変わってきます。
ただ、どの会場でもその場所に最も適したサイズは大体決まっているので、葬儀社との打ち合わせで相談してみましょう。白木祭壇に関しては、毎回組み立てるのではなく葬儀社が備品として保持しているものをレンタルする形になります。
しかし、袖の部分を追加したりしてカスタマイズすることが可能なので、サイズの心配はありません。生花のものを希望する場合は、打ち合わせの際にフラワーコーディネーターに葬儀の規模を伝えることで対応してもらえます。
中野区の葬儀社ではフラワーアレンジメント専門の資格保有者によって作られるので、安心して依頼できます。どのスタイルの葬儀であっても、経験が豊富な葬儀社が適切なサイズを提示してくれます。それを踏まえた上で、遺族の意向などを伝えて上手にコーディネートしてもらいましょう。
いかがでしたか?現代のお葬式は故人のスタイルや、遺族のさまざまな希望に柔軟に対応できるようになっています。中野区の中にも数多くの葬儀社があるので、その中から故人に最も適したスタイルを選んで悔いのない時間を演出しましょう。